Airbnbを使うなら住民に対する配慮を忘れずにいたい

インターネットが出始めたころ、「ネットは世界中の人をフラットにつなげるだろうと」予言されたものです。そして2008年、Airbnb(エアビーアンドビー)はこの予言を具現化するがごとく、カリフォルニア州サンフランシスコで誕生しました。
部屋を貸したい人と借りたい人とを、対等に出会わせるコミュニティー・マーケットプレイスであるAirbnbは、旅の自由度を格段に上げ、旅行者の目に映る景色を一変させてくれました。今までガイドブックに従いホテルを選ぶ枠組みから、どうしても離れられなかった私たちを、解放してくれたのです。
利用者も多くなり、Airbnbで選んだ宿泊施設で、楽しく快適な旅をした経験をレポートしたブログも多くなりましたね。旅行者にとっては、なかなか足を踏み入れることがない、普通の住宅地の路地こそが観光地以上にアメイジングな場所であり、迷子になる体験もまた特別の思い出のようです。
一方、この素晴らしいAirbnbの仕組みを利用して、ビジネスを始めている方が世界中で増えています。確かに、自宅を留守にする合間にお金が入って来るAirbnbは、副業にピッタリですよね。
フランスでは観光に便利な場所に、自分で住むつもりはない物件をAirbnbで貸すためだけに手に入れ、ホテルまがいのことをする人もいるとか。こういった不動産購入熱の高まりで、ただでさえ高いパリの物件相場が一気に上がり、住民の生活を圧迫し社会問題になっているようです。
旅行者として借りる側からすると、こういう半分プロみたいな貸主さんは、安定感があって有難いです。でも住民を困らせているのでは不本意ですよね。フランス政府も、Airbnb専門にしている物件には、課税を重くするなどの対策を講じているようです。
その街の魅力を作り出すのは、そこに住んでいる住民です。通りすがりの旅人である私たちは、住民を尊重し、生活を壊さないようにするのがマナーでしょう。
Airbnbのシステムを利用する時は、こういった点にも配慮した行動を取りたいものだと、つくづく感じます。

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